7月2日(土)の『炎の体育会TV』に陸上100m王者の「クリスチャンコールマン」選手が登場します。
「クリスチャンコールマン」選手は100m世界王者と呼ばれていますが、東京オリンピックへは参加できませんでした。
なんでもドーピング検査の規約違反があったようです。
今回は、「クリスチャンコールマン」選手の経歴や過去のドーピング規約違反とは何だったのかを調べてみました。
【体育会TV】クリスチャンコールマンの経歴!
「クリスチャンコールマン」選手の経歴を見ていきたいと思います。
クリスチャンコールマンのプロフィール
<出典元 https://www.instagram.com/_coleman2/>
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クリスチャンコールマンの経歴
クリスチャンコールマン選手は、現在は100mなどの短距離を専門としていますが、元々は走り幅跳びが専門種目だったようです。
2017年の全米大学選手権で優勝し、予選では2017年の世界最高で歴代4位に相当する9秒82の記録を出しています。
その実績を元に、2017年世界陸上の男子100mでは、ジャスティン・ガトリン選手が優勝しましたが、クリスチャンコールマン選手は2位(銀)で9秒94の記録を出します。
ウサイン・ボルト選手が引退する年で、ボルト選手にも勝っています。同大会の男子4×100mリレーではアンカーを務め、37秒52で銀メダルを獲得します。
2019年の世界陸上のドーハー大会で、男子100mで優勝し、記録は世界歴代6位の9秒76をマークします。
同大会の男子4×100mリレーでは1走で出場し、37秒10の記録で優勝します。この大会で、クリスチャンコールマン選手が100mの世界王者となります。
<出典元 https://www.instagram.com/_coleman2/>
クリスチャンコールマン選手の2017年ー2019年のレースをまとめた動画ありましたのでリンクを張っておきます。
2022年5月8日に東京の国立競技場で開催されたセイコーゴールデングランプリ陸上の男子100メートル決勝にも出場し、10秒09で優勝しています。
<出典元 https://www.youtube.com/watch?v=ioNoU-KLfWg>
40ヤード走がメチャクチャ速い!
クリスチャンコールマン選手は100mも世界王者なのですが、40ヤード走というNFLのドラフト直前に新人選手を対象にした体力テストの種目がメチャクチャ速いようです。
NFLでは脚力が強い選手が必要なので、この40ヤード走を入団テストなどで計測するようです。
この40ヤード走のNFLの記録は2017年にワシントン大のワイドレシーバー、ジョン・ロス選手が4秒22をマークして話題となりました。この選手はその年のNFLドラフトで全体9番目にベンガルズに指名され、4年で1710万ドル(約18億8000万円)という契約を締結しています。
クリスチャンコールマン選手もこのNFLの40ヤード走を計測しており、記録は4秒12です。
なんでも陸上ではなくNFLの選手としてもこの脚力を活かすとすごく活躍した可能性があるとのことです。
<出典元 https://www.youtube.com/watch?v=DiVKlW8zlmU>
このクリスチャンコールマン選手の40ヤード走の動画があるのでリンクを張っておきます。
動画の30秒ぐらいからがクリスチャンコールマン選手です。動画の最初に登場するのが、本記事でも書いたNFLのジョン・ロス選手です。
【体育会TV】クリスチャンコールマンの過去のドーピング規約違反!
気になるクリスチャンコールマン選手の過去のドーピング規約違反とは何だったのでしょうか?
この規約違反で東京オリンピックも出場することができませんでした。
クリスチャンコールマン選手のドーピング規約違反とはドーピングを使用していたのではなく、ドーピング検査で求められる居場所情報提供を行わなかったようです。2020年にこの問題が発生し、世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット」(AIU)から2年間の資格停止処分を受けました。
この処分は、当初2022年5月13日までの出場停止処分だったようですが、後に2021年11月14日までに短縮されましたが、2021年の8月に開催されている東京オリンピックには参加することが出来なくなりました。
ドーピングの抜き打ち検査では、12ヶ月間に3回あり、ドーピング検査の居場所情報報告義務があるようです。クリスチャンコールマン選手は、2019年抜き打ちのドーピング検査に必要な居場所情報の申告を2019年1月、2019年4月、2019年12月の3度に渡って報告していなかったようです。
アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』もこの件に関して、以下のようにレポートしています。
CASは「コールマンが薬物を使用したり、それを隠したりしたという事実はない。だが、彼は義務化されている申告が遅れていた」とレポートしている
<引用元 https://thedigestweb.com/topics_detail13/id=40057>
東京オリンピックでは男子100mの優勝候補筆頭だっただけに、非常に残念な結果となりましたね。
クリスチャンコールマン選手の2022年世界陸上への出場は?
2022年の世界陸上は、7月15日から24日までアメリカ・オレゴン州ユージーンで開催されます。
クリスチャンコールマン選手にとっては、自国開催なので、絶対に出場したいはずですね。
今回の世界陸上への出場ですが、アメリカの代表を選考する全米陸上選手権が6月に開催されました。
クリスチャンコールマン選手は、準決勝で、シーズンベストの9秒87を記録しましたが、決勝は棄権しています。
しかし、前回大会を優勝しているので、ワイルドカードで出場することが可能性があるようです。
2022年の全米陸上選手権の男子100mはハイレベルだったようです。
優勝したのは東京オリンピックで銀メダルを獲得したフレッド・カーリー選手で、記録は9秒77です。なんど準決勝では世界歴代6位に並ぶ9秒76をマークしています。
2位はマービン・ブレイシーウィリアムス選手で記録が9秒85です。
3位はトレイボン・ブロメル選手で記録が9秒88です。
しかも決勝に残った選手8名は準決勝で全員が9秒台を記録したようです。
まとめ
今回は、男子100mで世界王者のクリスチャンコールマン選手の経歴や過去に起こったドーピング規約違反の内容をお届けしました。
『炎の体育会TV』の出演も楽しみですが、やはり2022年の世界陸上への出場も気になりますね。
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